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蒔田公園 下水道工事 完成3年遅れ 地層の傾きで補強必要

社会

掲載号:2014年6月26日号

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防音壁が設けられ工事が進む現場
防音壁が設けられ工事が進む現場

 市が蒔田公園で行う周辺地域の浸水を防ぐための下水道整備工事の完成が、当初の2016年3月から3年遅れの19年3月になることがこのほど分かった。地中の土の層が傾いており、貯水施設の工事が計画通りに進まなくなったため。公園周辺の住民からは「広い公園に早く戻ってほしい」との声が出ている。

 この大岡川右岸雨水幹線下水道整備工事は、大雨による浸水を防ぐ目的で行われているもの。

 大岡や中里、蒔田地区などの大岡川右岸の下水管は1時間当たり約50ミリまでの降雨に対応している。しかし、集中豪雨のような排水能力を超える大雨が降った場合、道路冠水や浸水被害が発生することがあった。そこで、1時間に60ミリの雨が降っても対応できるようにするため、09年から工事が始まった。

 蒔田公園の北西部分から地下20mまで穴を掘り、そこからシールド工法と呼ばれる方法で鎌倉街道北側の道路下を掘り進めた。地下鉄弘明寺駅前で曲がり、南スポーツセンターそばの大岡はらっぱまでの約1・9Kmを掘った。そこに直径約3・2mの貯留管を設置。計画では、既存の下水管に流れる水が一定量を超えた場合、新設の貯留管へ流入させ、貯水池から万世ポンプ場を経て中村川に放流することになっている。

地盤沈下の可能性

 一時的に水を貯める貯水池を蒔田公園の地中に作る工事を12年から始めた。長方形で長さ57m、幅26m、高さ17mの巨大なプールのようなもので、16年3月までに工事が終了する予定だった。しかし、地中を掘る中で昨年夏、地層の傾きが判明。工事を行う市環境創造局は「このまま掘ると、公園全体が地盤沈下するおそれがあり、安全に工事を進められない」と周囲を補強してから工事を進める方針に変更した。原因調査や補強工事に時間がかかるため、完成は19年3月まで延びることになった。完成後は貯水池の上に土が被せられ、地上からは見えなくなるという。

事前に予測できず

 同局の担当者は「事前にボーリング調査をしたが、この部分の傾斜を見つけることができなかった」と話す。工事全体で約77億円の費用を見込んでいたが、補強工事などで新たに約10億円が必要になる。補強工事は年内に終わる予定。

 工事開始から公園の一角に大きな作業小屋が設けられたり、白い防音壁が並ぶ状況に、子どもを遊ばせる母親からは「壁のない広い公園に早く戻ってほしい」などの声が聞かれる。

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