県は9月18日、土地の価格の目安となる「基準地価」を公表した。南区内で昨年と比較可能な15地点はすべて上昇か横ばいで、下落はなかった。住宅地の中には県内でも上昇率上位に入る地点もあり、昨年からの上昇傾向が続いていることが明らかになった。
基準地価は、土地1平方メートルあたりの取引価格を不動産鑑定士の評価などを踏まえ、客観的に示すもの。今回発表されたのは、今年7月1日時点の地価。南区内では、住宅地11地点、商業地8地点の計19地点で調査が行われた。
住宅地11地点のうち、比較可能な10地点の中で6地点が上昇、4地点が横ばいだった。井土ヶ谷上町と大岡2丁目の地点は前年からの上昇率が4%を超えた。この2地点は県内638地点のうち、上昇率で4位、8位だった。特に地下鉄弘明寺駅そばの大岡2丁目の地点は昨年の上昇率0・9%から大きく伸びている。区内住宅地全体の上昇率は2・1%で市内全体の1・7%を上回った。
商業地でも
商業地も比較可能な5地点で2%以上上昇。全体の上昇率は2・9%で、市内では西、中、都筑区に次ぐ4番目の伸びだった。
南区内の基準地価は、東日本大震災の影響を受けた2011年に全地点で下落。12年も半数以上が下落したが、13年は全地点で上昇に転じていた。
大岡2丁目の上昇率が高いことについて、付近の不動産業者は「この1年で周辺の環境は変わっておらず、近隣の取引価格の影響かも知れない」と語った。
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