台風19号が関東地方に接近した10月13日、市は崖崩れの危険度が高い地域の住民用に避難所を用意した。南区内は小中学校8カ所の体育館に開設。区総務課によると、蒔田中学校に2人が避難。区内の崖地に被害はなかった。
台風18号の大雨により、中区、緑区で崖崩れによる犠牲者が出たことを受け、市は10日、高さやこう配の基準を設け、市内203カ所の崖地を危険度が高い場所に指定。区内は15カ所がリストに入った。区は11、12日に対象地域の約230世帯や周辺の家庭に危険度が高い崖があることを知らせるチラシを戸別配布した。
区は13日午後5時に避難所を開設。区職員が水や毛布を用意し、受け入れ態勢を整えた。開設と同時に蒔田中に2人が避難し、翌日の午前5時過ぎまで避難した。中村小学校の避難所には、今回の市の対応についての説明を求める住民が訪れ、区職員に崖地指定の経緯などを聞いたが、避難せずに帰宅した。
場所確認の電話殺到
市から避難準備情報が携帯電話などにメール配信された13日午後7時45分以降、同課には崖の場所を問い合わせる電話が殺到。同課は「2時間近く電話が鳴り続けていた」という。
メール配信後、崖地の場所を確認しようと、市のホームページにアクセスが殺到し、閲覧しづらい状況が続いた。南区はツイッターを使い、避難準備情報が出たことなどを伝えた。同課は「避難所の場所や情報伝達方法などは今後、検討したい」としている。=デスク・レポートに関連記事
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