久保山南町内会(浅野紀明会長・430世帯)は初期消火箱を使った消火訓練や災害時要援護者への戸別訪問を行って地域の自助・共助の力を高めている。
町内は久保山の小高い山地の南側に位置し、町内を一直線で結ぶ道路が無く、移動がしづらい。こうした地域の特性から、町内を3ブロックに分け、それぞれに「いっとき避難場所」を指定。災害時はできるだけ近くの場所に住民が避難できるように工夫している。
火災の消火時に使用するホース等の器具が入る初期消火箱は町内に5カ所。各所の近隣住民に声を掛け、ホースの使い方などを確認する消火訓練を消防団・消防署の指導の下、定期開催する。6年前は数人だった参加者も、回覧板による告知や開催日を知らせるポスティングなどを行い、約20人が集まるようになった。浅野会長は「子どもや女性が自らホースを持って積極的に参加してくれる」と訓練の継続で住民の意識に変化が見られるという。
また、約40件の要援護者宅を町内で支援者登録する住民が戸別訪問し、安否確認や災害時の避難方法などを伝える活動も行っている。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|