中村川から吸い上げた水をつないだホースで約500m送り、住宅街を通って放水する訓練が5月21日に行われた。市街地での遠距離送水訓練は市内初。
昨年12月に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災を受け、同じように木造住宅が密集する中村地区で火災が延焼した場合を想定。同地区には道が細く、消防車が入れない場所もあり、川の水を吸い上げ、ホースを使い、唐沢公園まで送る方法を試そうと訓練を企画した。これまで、こうした送水訓練は車の交通がない場所で行われることがほとんどだったが、今回は実践に近い形で車や人が多く通る市街地で行った。
川の水を2台の消防車から直径65㎜のホース4本で約100m送った後、直径100㎜のホースをつなげ、400m先の唐沢公園まで運んだ。水を吸い上げ始めてから約4分半後に公園に設置した水槽に水が届いた。その後、消防団員が可搬式ポンプで放水した。
訓練後、南消防署の太田孝署長は「消防車が入れない場所では、消防団や地域の方の初期消火が大切」と話した。南消防団の河野正敏団長は「高台でも送水できることが実証できた」と初の訓練の成果を強調した。
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