高校生スポーツの祭典「全国高等学校総合体育大会」(インターハイ)が7月28日から東北などで行われる。南区の高校からは横浜商業ボート部、横浜清陵レスリング部、関東学院ヨット部から計11人の選手が挑戦。高校生の頂点を目指し全国の強豪としのぎを削る。
マネジャーから選手へ
レスリング女子56kg級に出場するのは横浜清陵2年の清野優奈さん。今春の県予選と6月の関東大会で準優勝。マネジャーとして入部した1年時、中学時代に柔道を経験したことなどから当時の顧問教諭の勧めもあって選手になった。
劣勢でもしぶとい攻撃を仕掛けるメンタルの強さが最大の武器で、顧問の横山巧教諭は「初の全国だが自信を持って積極的な攻撃レスリングを」と期待する。清野さんは「自分から攻めてポイントを取れるように頑張りたい」と気合が入る。レスリング競技は山形県で7月30日から行われる。
悲願の優勝へ3種目
創部120年の伝統を誇る横浜商業ボート部は3種目に計8人の選手が出場。男子シングルスカル(1人乗り)の滝川修宇君(3年)は6月の県予選で100分の9秒差の大接戦を制して優勝。「最後の”ひと漕ぎ”で逆転できた」という勝負強さが持ち味だ。集大成のレースは「同期メンバー全員の分まで頑張り、恥じないレースがしたい」と意気込む。
女子ダブルスカル(2人乗り)には木野遥香さん(2年)と木菱美玲さん(同)がエントリー。昨秋からコンビを組み、今年は県予選で優勝するなど力を付けている。木野さんはレース中のペースを維持するテクニック型、木菱さんは加速を付けるパワー型で相性はぴったり。「決勝進出を目指したい」と口を揃える。
女子クォドルプル(5人乗り)には田中愛乃さん、柴田寿音さん、関夏樹さん、黒沼実生さん(以上3年)、荒井千奈さん(2年)が出場。田中さんは「個性が強いメンバー。本音を言い合って練習している」と成長のために妥協しないことがチームの長所だという。昨年は同種目で6位。2回目のインターハイ挑戦となる関さんは「陸上トレーニングなども積んだ。優勝が目標」と力強い。ボート競技は宮城県で8月2日から。
集大成の海へ
関東学院3年の長井健人君と勝永直希君が出場するのは全長420cmの船に乗り、1レース約40分の長丁場を競うヨット競技。6月の関東大会で上位に入り、全国の切符を手にした。
長井君は舵を握る「スキッパー」、勝永君は艇のバランスを取り、進路判断などを行う「クルー」を担当。ペアを組んだ当初は序盤で出遅れると巻き返す力がなかったが、長井君は「気持ちを切り替えるメンタル面が成長した」と胸を張る。
平日は校内で筋力トレ、週末は江の島でOBらと練習を重ねた。勝永君は「(競技会場の)和歌山の海は初めてだが、特徴をつかんで入賞したい」と集大成の舞台を楽しむ。ヨット競技は8月12日から行われる。
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