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南区版 公開:2017年9月28日 エリアトップへ

六ツ川小児病院 国内初、メスの医療犬誕生 「アニー」が着任

社会

公開:2017年9月28日

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プレゼントされた花輪を首に付けるアニー(右)とベイリー
プレゼントされた花輪を首に付けるアニー(右)とベイリー

 六ツ川にある県立こども医療センターで患者の不安緩和などのために働くファシリティドッグ「アニー」の着任式が9月13日に行われた。アニーは国内3頭目、メスでは国内初。同センターに通・入院する子どもや家族に癒しを与える存在として、活躍が期待される。

 ファシリティドッグは、病院などの医療施設で患者の不安緩和や心のケアを行うことを目的に訓練された医療犬。一つの病院で職員として勤務するのが特徴だ。患者との触れ合いだけでなく、ハンドラーと呼ばれる引率の医療スタッフと共に治療や検査、手術室までの付き添いなども行う。同センターでは年間約3千人の患者に寄り添い、ケアを行っている。

 今回着任したアニーは、難病を抱える子どもを支援する活動などを行う認定NPO法人「シャイン・オン!キッズ」が派遣する1歳7カ月のゴールデンレトリバー。国内で3頭目、メスとしては国内初のファシリティドッグだ。着任式は病院関係者のほか、報道陣など総勢60人以上が訪れる中で実施。同センターの山下純正総長から任命書と職員証を交付されたほか、同センターに入・通院する小児患者とその家族から手紙や絵、花輪などが贈られた。

人懐っこく甘えん坊

 同センターでは2012年からファシリティドッグのベイリー(オス・9歳)が活動。ベイリーは同センターで約5年勤務し、緩和ケアのメンバーとしても活躍するなど、小児病院の可能性を広げてきた。

 今回のアニー着任はベイリーの高齢化によるもの。今後、ベイリーの活動内容を徐々にアニーへ移行させる。ベイリーは引退後も病院内に入り、健康状態を考えながら、しばらくは2頭で活動させる方針だ。

 ハンドラーで看護師の森田優子さんは「アニーは甘えん坊で人懐っこい性格。患者さんともすぐに打ち解けていけると思う」と話した。山下総長は「若さで患者さんに元気を与えてほしい」と活躍に期待した。

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