江戸時代の荷役制度「助郷(すけごう)」を再現した行列が10月8日、永田小学校で行われた「北永田ふるさとふれあいまつり」の中で披露され、約100人が歩いた。
助郷制度は、大名行列の際、幕府の命令に応じ、近隣の村が人馬を提供するもの。史料によると、当時の永田村から正徳元年(1712年)に1399人と1832頭の馬が神奈川宿や戸塚宿に荷物を送り届けたとされる。
行列は1993年に地元有志が復活させた。2年に1度、同まつりに合わせて行列を再現している。衣装や道具の維持に費用がかかることから、今年度から地域住民による保存会が区の補助金を受けて活動する。
北永田地区連合町内会の服部孝祥会長は「地域の協力を得ながら、助郷を守っていきたい」と話した。
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