市立南中学校(西嘉之校長)で10月27日までステンドグラスが展示されている。
この取り組みは同校創立70周年記念として行われ、全校生徒612人が美術の時間や放課後などを利用して制作した。黒画用紙を形に合わせて切り抜き、色付のセロファンを貼ったもの。教室と廊下の電気をつけて光らせており、校庭に面した2階から4階まで288枚全ての窓全てに施されている。1学年は星、2学年と3学年はアジサイをコンセプトとしたデザインになっている。
制作を指導した飛田いづみ教諭は「70周年の集大成として全校でステンドグラスをやろうと思った。カッターナイフを使うということや、時間が少ないということで大変だった面もあるが、子どもたちが一生懸命に作っている姿を見ることができたのが嬉しい」と話した。
ステンドグラス展示初日の10月12日には部活終了時刻に合わせて点灯。部活帰りの生徒からは歓声が上がったという。
南中学校では6月に70周年記念式典が行われ、南区長や教育次長らが参列した。また、全校合唱や吹奏楽部の演奏も行われ、70周年式典を彩った。
西校長は「70周年記念は、80周年を迎えるスタートの年でもある。生徒には卒業しても形だけでなく、精神的な面でも思い出を残してほしい」と話した。
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