「私を助けていただいた親切な方にお礼をしたいです」と語るのは、通町2丁目に住む水木ハルノさん(88)。水木さんは1月17日に自宅そばの横断歩道で転倒した際、助けてくれた男性を捜している。
名乗らず立ち去る
雨が強く降っていた17日午後5時ごろ、水木さんは通町3丁目交差点付近にある整形外科そばの横断歩道を渡った際、道路と歩道の段差につまづいて前のめりに転倒。持っていた杖と傘が手から離れ、靴も脱げ、自力では起き上がれない状態になった。そこへ通りかかった男性が「私の肩につかまってください」と声をかけ、靴を履かせて水木さんを抱き起した。無事に立ち上がった水木さんは男性に名前を聞いたが「名乗るほどのことではありません」と言って、地下鉄弘明寺駅方向に歩いて去って行ったという。
水木さんは転倒した際、額を打ったが軽傷で済んだ。「転んだ人を助けてくれる優しい方がいたことにとても感動した。ぜひ、きちんとお礼がしたいと思ったが、そのまま立ち去ってしまった」という。水木さんによると、男性は30歳〜40歳くらい。中肉中背で黒いダウンジャンパーのようなものを着ていたという。暗かったこともあり、顔はよく分からなかった。
思いがけない優しさを実感した水木さんは「日本に生まれて良かった。心当たりのある方は、ぜひ、ご連絡ください」と話す。水木さん【電話】045・714・3737。
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