難病の子どもが通う六ツ川の県立こども医療センターの新生児集中治療管理室(NICU)が改装されるため、工事に伴い閉鎖される病棟の見学会が3月16日に行われた。NICUで生まれたり、育った子どもや保護者ら約400人が集まり、思い出の場所の最後を見届けた。
同センターのNICUは1992年に開設され、これまでの26年間で8650人の新生児を診療してきた。命の危険があるような赤ちゃんに対応する高度な治療を受けられることもあり、全国から患者が訪れている。スペースが狭くなり、増床を繰り返したが、より多くの患者を受け入れるために改装を決めた。
すでに現在のNICU隣で新室の工事が進んでいる。現在の場所も工事するため、患者は3月中旬に新室に引越している。
空になったNICUを見てもらおうと、同センターが見学会「空っぽの会」を開き、かつて、ここで過ごした親子ら約400人が集まった。
2008年に約2カ月間、出産直後の男児と過ごした母親は「このNICUがなければ、子どもの命がどうなっていたか分からない」と話し、当時過ごした場所で11歳になった息子と記念撮影をしていた。
新生児科の豊島勝昭医師は「この場所で過ごした子どもたちに自分のルーツを感じてもらえたら」と話した。改装工事は8月に完了する予定。
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