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県内初の「こどもホスピス」 金沢区に2021年開設へ

社会

掲載号:2019年11月28日号

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施設の完成イメージ(田川さん提供)
施設の完成イメージ(田川さん提供)

 六ツ川の県立こども医療センターに子どもを入院させていた保護者らによるNPO法人が進めてきた県内初の「こどもホスピス」が2021年に金沢区に開設されることが決まった。市の整備運営事業の公募で同法人が採択されたもの。これまでに約3億円の寄付金が集まっており、難病と闘う子どもと家族が安心して過ごせる拠点づくりを目指す。

六ツ川・小児病院の保護者ら

 横浜市が募集していた「生命を脅かす病気の子どもと家族の療育生活支援施設」の整備運営事業者に決まったのはNPO法人「横浜こどもホスピスプロジェクト」。

 同法人代表理事の田川尚登さんは、自身の娘がこども医療センターで治療を受けていた。しかし、1998年、娘は悪性脳腫瘍のため、6歳で亡くなった。これらの経験から、支援者とともにNPO法人「スマイルオブキッズ」を設立し、患者家族の滞在施設「リラのいえ」を同センターそばに開設させた。さらに、難病の子どもが残された時間を家族と過ごせるようにと、小児ホスピスの建設を目指し、17年に新NPO法人「横浜こども―」を立ち上げ、市の公募に参加した。

 田川さんが目指すのは小児がんや難病などを患う子どもやその家族が「普通の日常を過ごしながら心身の疲れがとれる施設」。日々、成長する子どもひとり一人の状況にあった遊びや学びのプログラムを提供するほか、家族で入浴できる大きな風呂や地域交流・遊びの場を設けるという。

 建設予定地は、金沢区六浦東にある市所有の約730平方メートルの空き地。建物は2階建ての予定。近くに関東学院大学がある。市は土地を無償で貸し出し、開設から5年間、看護師の人件費(上限500万円)を補助する。

 これまでに約1500人(団体含む)から3億円を超える寄付が集まっており、施設の整備資金に充てる。今後の運営も寄付で賄い、施設利用者の負担は実費のみの数千円の予定。田川さんは「安定した運営を行うには、制度・補助金に頼らない仕組みを作らないと」と話し、理想の施設づくりに取り組む。

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