猛暑や台風の大型化、過去にない規模の豪雨による被害など、近年気候変動の影響は深刻なものになった。地球温暖化対策は、今や「待ったなし」の状況といえる。

　市は脱炭素化を目指し「ＣＯＯＬ　ＣＨＯＩＣＥ(クールチョイス)」を呼びかける。これは、節電や省エネ家電への買換え、再生可能エネルギーの利用など温暖化対策に資する「一人ひとりの賢い選択」を促す運動だ。

緑のカーテンで夏を快適に

　猛暑だった今夏は、新型コロナウイルスの影響もあり、自宅で過ごす時間が増えたのではないだろうか。

　夏を快適に過ごす取り組みとして「緑のカーテン」は自宅でできる「賢い選択」である。窓の外をゴーヤーなどのつる性の植物がカーテンのように覆うことで、室内や建物への日ざしを遮り、温度の上昇を抑えることができる。冷房の省エネにもつながるため、環境にもやさしい。

　南区役所では毎年「南区緑のカーテンプロジェクト」として、５人以上のグループでの応募を要件とし「ゴーヤーの種」を配布している。苗ではなく種を配布しているのは、翌年度以降も実ったゴーヤーの種から栽培につなげてもらうためだ。

　今年度は15グループ２１１人が栽培に取り組んだ。参加者からは「猛暑で何も考えられない日中は、緑がなぐさめになりました」「難しくはないので挑戦してほしい」といった声が寄せられた。区では、来年も２月に栽培グループを募集する予定だ。

　区ＨＰ（ホームページ）では、緑のカーテンの栽培テキストをダウンロードできるほか、ゴーヤーを使ったおすすめレシピも公開中。来年の夏に向けて是非いまからチェックを。詳細は「南区緑のカーテンプロジェクト」で検索。

南区緑のカーテンプロジェクト

来年の夏に向けてチェックしておこう！

TEL:045-341-1112

https://www.city.yokohama.lg.jp/minami/kurashi/machizukuri_kankyo/midori_eco/curtain/