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保土ケ谷区 社会

公開日:2020.07.02

【Web限定記事】横浜港運協会
「ハマのドン」藤木氏が退任
後任には長男の幸太氏

 横浜港運協会の藤木幸夫会長(89)が6月中旬に中区内で開かれた総会をもって退任した。同協会は横浜港の港湾事業者およそ240社からなる団体。藤木氏は1997年から23年間にわた会長職を務めた。国際コンテナ戦略港湾政策の推進役を担う横浜川崎国際港湾(株)の設立(2016年1月)に尽力するなど、横浜港の復権および発展に貢献。近年は市が進める山下ふ頭を候補地とするカジノIR計画に反対を表明していた。山下ふ頭の再開発に取り組む(一社)横浜港ハーバーリゾート協会の会長は引き続き務める。

 総会で藤木氏は8月に90歳を迎えるとして「身を引いて新しい体制をつくっていただく」と語った。副会長として藤木氏を支え、後任として会長に就く長男の幸太氏(65)に対しては「義理と人情と恩返しという日本人の魂を持っている人に先頭に立ってもらいたい」と話した。

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