今年4月から保土ケ谷区長を務めている 神部(じんぶ) 浩さん 旭区在住 58歳
元気の出る区役所に
○…「地域で熱心に活動されている方がこんなに多いんだ」。着任から3カ月。区民会議や地域の集まりに顔を出す中で感じた街の印象をこう語る。異動を告げられた時に感じたのは「元気の出る区役所にしよう」との思い。「様々な理由で来庁された時に、寄り添う対応や丁寧な応対で『元気をもらえたな』と思える区役所にしましょう」と職員に呼びかける。
○…福島県郡山市の出身。進学を機に上京し東急沿線で大学生活を送る中で「三日住めばハマっ子」と称される寛容さや、みなとみらいの開発を控え新しいことに挑戦できる雰囲気に魅力を感じ、横浜市役所を受験した。経歴で印象に残るのが、豊富な出向経験。係長時代は国際ボランティアを行うNGOに1年、翌年から神奈川県庁に2年、最後の2年は文化庁と「一通り公的機関は経験しました」と笑う。
○…今春まで12年間担当した文化観光局では初年度に東日本大震災、局長を務めた3年間はコロナ禍に見舞われた。現代アートの国際展・横浜トリエンナーレが8月に開かれた2011年は実施の可否に揺れたが、節電対策を施し開催にこぎつけた。その経験は9年後、2020年のトリエンナーレでも「どうやればできるかみんなで考えよう」との流れにつながり、海外アーティストともオンラインでやり取り。他国の展覧会にも影響を与えた。
○…土日の出勤が多く家族と休みが合わなかった文化観光局時代に一人の趣味として始めたのがラーメン店巡り。「それぞれのお店に工夫されたこだわりがあって面白い」と市内の食べログ上位50店舗を制覇した。足しげく通うようになった店には、もちろん保土ケ谷の店舗も。「美味しいお店があったらぜひ教えてください」
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