保土ケ谷区の最年少交通指導員として活動し、交通事故防止などに努める 並木 満陽さん 上星川在勤 27歳
挑戦続け、未来を拓く
○…昨年6月に交通指導員に就任した。「若さに甘えず、先輩方と共に活動を引っ張るという気持ちで啓発に努めたい」と思いが熱い。実家は上星川で自動車整備などを行う有限会社並美木モータース。「車と交通は密接な関係にある。お客さまにも安全運転を徹底していただけるような呼び掛けができれば」と責任感をにじませる。
○…大学で教員免許を取得し、母校の川島小で教育実習を終えたが、家業を手伝ううちに「もっと親孝行したい」という思いが芽生えた。「修行」と考え、卒業後に愛知県内の自動車用機械工具を取り扱う商社に入社して約4年間法人営業に従事した。配属された事業所の所長は人一倍仕事に厳しかったというが、「心の底から尊敬できる人」ときっぱり。「部下の営業電話を聞くだけで大体の進捗を把握していて驚いた。周囲を見渡せる余裕が必要だと学んだ」と振り返り、得られたものは大きかったという。
○…並美木モータースでは営業・フロント担当を任され、自動車に関する専門用語を顧客にかみ砕いて説明することを意識する。「小学校低学年でも説明を理解できるようなイメージで話している」といい、教育実習の経験が活かされているとか。「ひたすら挑戦」がモットー。高齢社会を踏まえ、福祉車両の販売・整備の促進を検討する。「自分の仕事に限界をつくらずに成長し続けたい」と視野を広げる。
○…父・正明さんも交通指導員できっかけをくれた人。「いざ自分が指導員になり、仕事と地域活動の両立が決して楽ではないことを実感した。父に見習うことは多い」と敬意を表する。時間に余裕を持って行動したり、青信号でも左右の安全確認を徹底するという意識を地域に浸透させる取り組みに励む。
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