神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2025年5月22日 エリアトップへ

横浜市 気候変動対策 パリで発表 初の評価対象都市として

社会

公開:2025年5月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
レポートを発表するラミア局長(中央、横浜市提供)
レポートを発表するラミア局長(中央、横浜市提供)

 横浜市は、脱炭素化に関する取り組みをまとめたレポートを4月16日にパリで行われた国際会議「Urban Days」で発表した。市が2023年に経済協力開発機構(OECD/本部・パリ)による気候変動対策の評価対象都市に、世界で初めて選定されたことを受けて行われたもの。

 OECDは、各国の環境政策などに関する調査や分析を実施。都市などにおける気候変動対策を重要視し、23年のCOP28(国連気候変動枠組条約第28回締約国会議)で、独自の指標で政策を評価する「TACAR」(気候変動対策とレジリエンスのための地域的アプローチ)を発表した。

 TACARには、大きく9項目の評価基準を設定。これには国や都市圏などで気候変動対策を実行しているか、市民を気候変動の取り組みに巻き込めているかなどの要素が含まれている。

 市は、2050年までに脱炭素化を目指す「Zero Carbon Yokohama」を掲げ、公民連携で再生可能エネルギーの導入などを促進。市民向けの取り組みとして、節電効果の大きい家電の購入を促す事業や啓発活動などを行い、持続可能な社会の実現に向けた意識醸成を図ってきた。

 地域における不平等・格差問題の是正などに取り組む都市の首長によるネットワーク「包摂的成長のためのOECDチャンピオン・メイヤー」に山中竹春横浜市長が23年に就任。OECD側から気候変動対策の評価対象都市の選定に関する話を受けた。市はTACARに則る評価基準9項目のうち7項目で最高評価を獲得し、同年に評価対象都市として世界で初めて選ばれた。

 市は選定の根拠となった取り組みをまとめた約60ページのレポートを作成。OECDのラミア・カマル・シャウイ局長がUrban Daysで発表した。ラミア局長は「世界中の国々や都市、自治体などに示唆を与えることになるだろう」と感想を述べた。

 市の担当者は「レポートを活用した上で、今後も市民を環境保全に関する取り組みに巻き込んでいきたい」と話す。

保土ケ谷区版のローカルニュース最新6

詐欺・消費者トラブル啓発

横浜市

詐欺・消費者トラブル啓発

介護保険料通知書にチラシ

6月21日

横浜市、中小企業の省エネ設備に助成金 7月から募集開始

迅速な連携で詐欺防ぐ

迅速な連携で詐欺防ぐ

上菅田郵便局に感謝状

6月19日

夢中でジャガイモを収穫

夢中でジャガイモを収穫

西谷の畑で土の恵み体験

6月19日

昆虫・化粧水研究で表彰

横浜清風高校

昆虫・化粧水研究で表彰

地道な努力の積み重ね

6月19日

「無理せず、ゴールを目指す」

お天気キャスター・木原 実さんに聞く

「無理せず、ゴールを目指す」

6月19日

小学生と関わる仕事をしてみませんか?

小学校内及び民間施設等の職場で、放課後の子どもたちの学習支援や遊びを行います。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hokago/houkago-jinzai.html

自民党神奈川6区 時局講演会 6月28日(土)

保土ケ谷公会堂で開催。弁士:小泉進次郎、わき雅昭。20日(金)まで事前予約受付中(先着)。

https://docs.google.com/forms/d/1eVujt6QYjyM-MHHcfr2-38rPCaqYmwK0UgUt24rqd6Q/viewform?edit_requested=true#responses

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook