保土ケ谷区 人物風土記
公開日:2026.06.25
日本舞踊家で、岩間市民プラザで開かれる小学生向けワークショップの講師を務める 藤間 恵都子(えつこ)さん(本名:山本 恵都子) 帷子町在住
時代を超えて情緒伝える
○…「ひいふうみい。ツートントン」。張りのある声が稽古場に響く。だが、会話を交わすとピリッとした空気は一変。その屈託のない笑顔に、場が和む。岩間市民プラザで20年近く続ける小学生を対象とした日本舞踊のワークショップを、今年も7月末から開講する。「舞踊を通じて子どもたちに和の作法に親しんでもらい、情緒を育んでもらえたら」。学校では学べない伝統文化の魅力を「楽しみながら伝えたい」と意欲を見せる。
○…霞台出身で3代続くハマッ子。「結婚でもしたらよそへ行かれるかなと思ったら夫も地元の人だったの」と軽やかに笑う。日本舞踊五大流派の一つ「藤間流」師範。同じく師範だった母に、物心ついた時から厳しい手ほどきを受けてきた。「3回一緒に踊ったら、『もう覚えたでしょ』って。本当に厳しくて」。うまくいかずに悔しくて泣いていると、いつも祖母が慰めてくれた。
○…「この道に生きる」と決意したきっかけは、日本大学芸術学部での恩師との出会い。踊りを「習う」だけでなく、「つくる」奥深さや面白さを学んだ。歌舞伎から派生したと言われる日本舞踊。「何百年経とうと人の心や喜怒哀楽は不変のもの。四季折々の花を愛で、虫の声に慰められ、恋文を読み思いにふける。そんな情緒を舞踊は今の人たちに伝えることができ、共感してもらえる」と目を輝かせる。
○…演者として舞台に上がり、師匠として弟子を導き、母校で教壇に立つ。「自分の好きなことをできて幸せ」としみじみ。師であり同志のような存在だった亡き母。その背中を見て育った自身も今、我が娘と同じような関係を築く。「自分の存在や演舞そのものは消えてしまっても、娘や弟子、観客の心の中に何かを残していかれたら」
ピックアップ
意見広告・議会報告
保土ケ谷区 人物風土記の新着記事
コラム
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











