鶴見区版 掲載号:2017年5月11日号
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ダンス教室「ハマチャチャチャレンジ」を企画した 高橋 朝子さん 生麦在住 58歳

病に負けない強さと勇気

 ○…地域の健康づくりのため、1970年代に横浜で生まれたディスコダンス「ハマチャチャ」仲間の輪を広げている。ハマチャチャのステップは百種類以上あると言われ、代表的なステップは手で足を叩く「ベンツ」。「難しいけれどできると達成感が味わえる」と魅力を語る。ダンスを始めたきっかけは、13年前、右目に緑内障を発症し、長年の趣味だったバドミントンを続けることが難しくなったことだった。いつか右目の視力を失うという事実にショックを受けたが、これまでの人生の恩返しのため一念発起。地域を元気にしたいと今年3月ハマチャチャ教室を開いた。

 ○…子どもの頃から踊って歌うのが好きだった。バンド活動をしていた父などの影響で、「買ってもらったドラムを叩いて遊んでいた」と振り返る。しかし、成長とともに右耳の聴力がないことに気付く。それでも、バンド活動をし、社会人になっても音楽業界に身を置き、音楽から離れることはなかった。「耳が悪いからといってあきらめたくはなかった」。ある時出会ったプロの音楽家は、音楽を楽しむのに片耳が聞こえないことは関係ないと言った。「必ず助けてくれる人はそばにいるんですよね」

 ○…一人娘も音楽が好き。自身もバンドでボーカルを務めていたこともあり、「ザ・ピーナッツをよく一緒に歌う。娘は絶対音感があって音程はバッチリ。鼻歌を歌っているとダメ出しされることもよくある」と笑う。そんな仲良しの娘は今年結婚。「本当に嬉しい。家族でお祝いするのが楽しみ」と微笑む。

 ○…これまでの人生を振り返り「ピンチはチャンスなんです」と明るく笑う。「苦しいこともあったが探し続ければ、道を開くきっかけは必ず見えると思う」。そして出会えたハマチャチャ。「理想は、ライブハウスを貸し切って、生バンドをバックに皆で踊りたい」。再び前を向く強さと勇気で、人々を元気づけていく。

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