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鶴見区 人物風土記

公開日:2017.10.26

矢向地域ケアプラザで子育て支援活動をする
諸星 百合子さん
矢向在住 74歳

頼れる先輩ママ

 ○…矢向・江ヶ崎のママ達が主に活動する子育て支援団体「とちのきっず」の代表を務めて13年。とちのきっずは矢向地域ケアプラザで年に5、6回子育てママのためのイベントを開催するほか、同ケアプラ主催の子育てサロンでも先輩ママとして活躍する。「最近はヨガ講座が人気。ママ達の要望によってイベント内容は変えている」。子どものあやし方など身近なことから、どこの保育園に通わせるべきかなど子育てに悩んでいるママは多いという。「虐待など見えない所で苦しんでいる親子もいずれ助けられれば」

 〇…東京都出身。高校卒業後、大手書籍販売店で事務として働く。3年務めた後、大好きだった服飾の道に進もうと洋裁学校に入り、ファッション雑誌に載る服を作った。27歳の時に結婚して鶴見に住んで50年近く。3人の子どもに恵まれた。矢向中学校PTAの副会長など務めてから地域の活動に関わるようになり、主任児童委員も任された。当時感じていたのが「親子の居場所作り」の必要性。「ママ友同士のつながりが少ないように感じた。知り合いのいない、外から来た人たちのために交流の場を作りたかった」

 〇…話していると伝わってくる明るく元気な人柄。その健康の秘密はたくさんの趣味。気分転換のための歌と姿勢の良くなる社交ダンス。46歳の時に始めた水泳は今でも衰えを知らない。綺麗に泳げれば良いと思っていたが、103歳でバリバリと記録を更新する長岡三重子さんを見て「自分もチャレンジしなきゃ」と奮起。市民プールの記録会で級を獲得するなど年齢は全く感じさせない。

 〇…人の喜ぶ顔が好き。それが原動力だ。「なかなか家族やこの地域の住民とか身近な人のことしか考えられないけどね」と笑う。「この街をもっと声のかけあえる、いざという時に助け合える地域にしたい」。今日も地域のママたちのために奔走する。

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