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鶴見区版 公開:2017年11月16日 エリアトップへ

プロ野球ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから指名を受けた 渡辺 佑樹さん 横浜商科大4年 22歳

公開:2017年11月16日

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「気持ちで向かっていく投手に」

 ○…プロ野球ドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスから4位で指名され、憧れだったプロの世界へと飛び込む。指名後、汗を流した横浜商科大学みどりキャンパスの野球場で仲間から胴上げで祝福をされた。一方、家族からは「プロに入ってからが本当の勝負」と期待が込められた厳しい激励も受けた。「予想よりも良い順位で指名を頂いた。お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい」と真っ直ぐに語った。

 ○…山梨県出身。父親が野球をしていた影響で、幼い頃から自然と野球に親しんだ。一方、意外にも、学生時代に優勝の経験はなく、結果が出せない悔しい日々を過ごしたという。「だからこそ、楽天で初めての優勝を味わいたい」と結果への強いこだわりを見せる。高校時代の野球部監督の勧めもあり、横浜商科大学へ。「最初は、横浜と聞いておしゃれな港町をイメージしていた。でも、自然が豊かで田んぼのある風景は、山梨に似ていて、心が落ち着きました」と笑う。

 ○…野球を離れれば、等身大の大学生だ。東寺尾のキャンパスで、午前は授業を受け、午後や土日は練習と、忙しい日々を送る。週1日の休みは、録り溜めたトークバラエティや漫画を楽しみながら、気分転換をしているという。指名を受けてからは、大好きな野球観戦も少し見方が変わった。「最近、日本シリーズを見て、テレビの中の世界が憧れではなく、現実味を帯びてきたと感じた」

 ○…プロを意識し始めたのは大学入学後。毎日100球の投球練習など、地道なトレーニングを重ねた。また、1年生の時から試合を数多く経験。大きな成長を遂げた。3年の春、3つの完投勝利を挙げ、ベストナインに選ばれたことも、大きな自信へ繋がった。球速以上に速さを感じる直球やチェンジアップなどの変化球を武器に「気持ちでバッターに向かっていく投手でありたい」と強く頷いた。

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