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鶴見区 人物風土記

公開日:2018.09.06

鶴見区自治連合会の会長として活躍する
石川 建治さん
生麦在住 80歳

仲間とともに作るまち

 ○…「特別何か大きくは変わらないよ。仕事は増えたけどね」。そう苦笑する。今年度、新たに就いた会長職。立場は変わったが、「みんなでやる」。その信条は変わらない。単一の町会をまとめる連合町内会は、17地区ある。全員「鶴見人」。みんなで良くしていく体制が理想だ。

 ○…生麦で生まれ育つ。町会長だった父の背中を追う形で、町会に参加するようになった。現役真っ盛りで働いていた時代。「正直、面倒だった」と振り返る。だが、気づくと楽しんでいた。今は会長でもある、地元・東部本宮町会。「昔から仲間みんなでまちを運営していた」。誰かが何かを始めると、「よし、やるか」とすぐに集まる雰囲気。「みんなでやるベースだね」。好きになり、地域にハマった。人生で最も大切と言い切る仲間を手にしたのも、この場所だった。

 ○…1934年創業の製造業・(株)イシカワの2代目。現在も取締役相談役として、役員会などに出席している。「60年から働いているから、社歴が一番長い。全ての仕事をこなしてきた」とニヤリ。だが、時代の変化を感じていることもあり、現場に余計な口出しはしないようにしている。「行っちゃったら、やりにくくてしょうがないでしょう」。そう言って笑う。

 ○…地域が違えば抱える課題も違ってくる。「それぞれのまちで話し合わないといけないこともある」。住民ファーストは、自分たちで叶えるもの。自営業者が少なくなり、働きに出る勤め人が増えるなど、少しずつ取り巻く環境も変わってきている。それでも、多くの行事を企画することで、仲間が集まると確信している。もちろん毎日集まるのは難しい。「いざの時にまとまれたら、それでいいじゃない」。鶴見区全体に仲間意識が広がれば。先頭に立ち実践していく。

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