キリンビール(株)横浜工場の工場長として活躍する 九鬼(くき) 理宏(みちひろ)さん 生麦在勤 57歳
旺盛なるビール愛と好奇心
○…「実は生麦は3回目なんですよ。帰ってきた感覚」。柔和な笑みが印象深い。工場長は、4年務めた前任の取手工場に続く2カ所目。「横浜は歴史があり、大量生産からクラフト、研究所と幅広い。楽しみでもあり、緊張感もある」。春の就任早々から、コロナ禍という非常事態。それでも、「閉塞感が漂うが、私たちの商品は、家で飲んでリフレッシュしてもらえる」。作り続ける意義に胸を張る。
○…1988年に入社。大学で発酵工学を学び、酵素で社会貢献することに興味を抱いた。「みんなでわいわい乾杯するイメージ」という社風にも惹かれた。「でも、基本はビール好きだったから」。そう一笑する。入社後すぐ所属したのが、一番搾りの開発チーム。「麦芽を運んだりしただけ。作ったのは先輩たち」。謙遜するが、携わった経験は代えがたい幸せ。その後は主に技術畑を歩んだ。
○…鶴見市場に9年間住んでいた。「結婚して子どももできた時期」。第2のふるさとだと懐かしむ。「当時、鶴見名物のよねまんじゅうを良く食べていて。この前久しぶりに買って帰ったら、妻が喜んで」。沖縄に中華料理、思い出の味を振り返る。鶴見で生まれた娘は現在、北海道の大学に通う。コロナの第3波が訪れる中、「娘に自社の免疫アップ商品を送っているんですよ」。子煩悩な親の一面ものぞく。
○…「ビールもまだまだ面白さを伝えられる」。研究所が隣接する立地は「色々なチャレンジができる」と、褪せぬ好奇心がにじむ。ただ、前提となるのは地元の理解。「製造できるのは地域のおかげ」。憩いの場の提供など、貢献の意識は強い。「横浜工場発祥のビールを生み出せたら」。歴史ある地で新たな価値創造を率いる。
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2021年1月1日号