県政報告ひでしの「実績で勝負」59 「ガブテック」で利用しやすい公的サービスを実現 公明党 鈴木 ひでし
令和元年6月県議会定例会において提案した、「ガブテック(GovTech)の推進に向けた電子申請手続の拡大とオープンデータの利活用の促進」について、実現した実績をご報告いたします。
ガブテック(GovTech)
今、かつてないスピードでデジタルテクノロジーが進化しています。そうした中で、世界で注目されているのが、「クロステック」というキーワードです。
これは、既存産業とテクノロジーをかけ合わせることを意味する造語です。
その中でも、私が注目したのは、「ガブテック」です。
これは、政府や自治体を意味するガバメントとテクノロジーをかけ合わせた言葉であり、政府や自治体が積極的に新しい技術を取り入れ、公的サービスをテクノロジーの力でより利用しやすくしていくという取組です。
行政手続の電子申請拡大・利便性向上
ガブテックに資する取組として、「行政手続の電子申請」が挙げられます。
県では、県民の利便性向上と業務の効率化を図るため、市町村と共同で取り組んできましたが、電子申請ができるのは一部の手続きにとどまっていました。
そこで、県内市町村と連携して、電子申請のさらなる拡大や利便性の向上を図るべきと提言しました。
黒岩知事は、市町村とも連携してオンライン化の取組を進めることを明言。これにより県所管の電子申請可能な手続きは、100(令和元年度末)から175(令和3年4月末)に増加し、講座・イベント等の申込手続も同様に、1316から2901に増えました。
現在では、遺失届や運転免許学科試験の申込など、原則全ての電子申請手続がスマートフォンから行えるようになっています。
県・市町村保有データ公開範囲の拡大
県では、県内市町村と協力し、「オープンデータサイト」を開設し、民間による行政データを活用した新たなサービスの創出ができるよう、企業や大学、研究機関等への2次利用を促進していますが、この取組もガブテックに資するものと考えています。
しかし、公開されているデータを見ると、県と市町村が十分に連携して取り組んでいるとは思えませんでしたので、公開データの改善とサイトの利便性の向上を図るべきと提言しました。
それを受け黒岩知事は、県と市町村が共同して公開できるデータの範囲を拡大していくことを明言。
これにより、令和元年9月にオープンデータサイトをリニューアルし、利便性を向上させるとともに、新型コロナ対策に関するデータも含め、公開データ件数も増加し、令和3年5月には提言時の約3倍、132件に拡大されました。
これからも、提言した一人として、県の対応をしっかり見守ってまいります。
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