鶴見区 人物風土記
公開日:2023.04.27
4月1日付で49代目鶴見消防署長に着任した
川村 滋さん
鶴見中央在勤 58歳
地道な努力で信頼に応える
○…鶴見消防署の49代目署長にこの4月に着任。これまで旭、磯子署の署長を歴任し、3度目の署長職となる。市内でも大きな規模の鶴見署。300人を超える署員に「安全、確実」「迅速さ」「親切、丁寧」の3つの行動原則の大切さを訴え、「地域の皆さんに信頼してもらうためにも必要不可欠なこと。徹底してきたい」と語る。
○…学生時代にアルバイトでライフセーバーをしていた。溺れた人を救助し、蘇生措置をしてきた経験から命の尊さを感じ、「1人でも多くの命を救えれば」と消防の道に進むことを決意した。横浜市消防局に勤務する中で転機となったのが、119番通報などを受ける司令課への配属。通報を受けて「確実な聞き取りと、適切に部隊を送らなければならない重役」で、そこから「災害の一歩先を読む行動」の大切さを学び、広い視野を持つことを心掛けるようになり、仕事への責任と誇りを再認識したと話す。
○…多忙で緊張が続く職務の疲れを癒すのは休日のゴルフ。仲間とともに月2回ほどコースを回るが、「なかなかスコアが上がらないんですよ、90台から抜け出せない」と白い歯を見せる。
○…今年は関東大震災から100年の節目の年。首都直下地震の発生も危惧されるが、防災の基本に改めて「自助」と「共助」の大切さを掲げる。「まずはご自身が住んでいる地域のリスクを改めて確認してほしい」とし、共助では「ご近所力」の重要性を力説する。「大災害時には消防や行政の対応にも限界がある。コロナ禍で希薄になってしまったが、ご近所での助け合いが最も大切です」と呼びかける。座右の銘は「努力に勝る天才なし」。積みあげてきた地道な努力で、鶴見区の安心・安全のために全力を注ぐ。
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