鶴見区 人物風土記
公開日:2024.01.11
防犯功労者表彰を受けた市民団体「お笑いジーバー劇団」で座長を務める
梶 朋広さん
鶴見中央在住 57歳
寸劇で笑いと詐欺啓発
○…寸劇で詐欺防止などを呼び掛ける活動を区内各地で行う「お笑いジーバー劇団」。元は人々を笑顔にしたいと、高齢者施設の慰問などを行っていたが、県警などが主催した防犯寸劇コンテストの金賞受賞をきっかけに防犯啓発にも注力するようになった。「多様化する詐欺の手口を勉強して、内容も更新していっている」と話す。「防犯寸劇が増えたが、楽しんでもらいたい気持ちは変わらない。楽しみながら、詐欺手口も学んでもらえれば」と語る。
○…川崎区出身。寿司屋の息子として育った。高校時代は、相撲の国民体育大会に出場したほどの実力者。この頃から演劇にも興味を持ち、プロ養成所に通い詰めた。「川崎のホールでミュージカルもやった。相撲と演劇、よく両立したと思うね」と白い歯を見せる。そして寿司職人の道に進み、その傍ら、独力で演劇を続けていた。そして、10年ほど前に落語を聞きにいった際、周囲の高齢者が楽しんでいる様子を見て「自分も周りを笑顔にしたい」と、同劇団の前身となる「ジーバーキッズ」を有志で結成。地域の高齢者施設で一芸や演劇を披露した。「団員は子どもも多かったが、いつの間にかジーバーばかりに」と笑う。
○…最近はジーバーキッズの教え子の舞台を見に行ったり、結婚式に出席することも。「教えていた当時は小さかった子がもう30歳近くに。嬉しい反面、寂しさもね」としみじみと語る。
○…鶴見中央で営む「とも栄鮨」では、詐欺防止に絡めて頓智をきかせたユニークな弁当を作ることも。常連客から詐欺について相談されることもあり、「頼りにされることも増えた。より一層頑張らないと」と意気込む。寿司を握りながら、人々を助けるネタを今日も仕込んでいる。
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