鶴見図書館に防災図書を寄贈した鶴見火災予防協会で会長を務める 堀江 良さん 鶴見中央在勤 56歳
共助の防災意識向上に尽力
○…区内の事業所等が加入し、防災意識向上への活動を行う鶴見火災予防協会。その会長を今年4月から務める。「区内で約220の企業や個人が所属する協会として、今後も区民の防災意識向上に貢献していきたい」と意気込みを語る。
○…ビルやマンションの消防設備の保守、点検を主な事業とする(有)東亜防災で代表を務める。点検は企業が休みの週末に立て込むことも多く、「何もない休日は年に数日」と笑うが、夜中の警報装置の故障や台風での防火シャッターのトラブルなどにもできる限り駆けつける。「困っている人がいるなら当然のこと。信頼関係が第一」と柔らかな笑顔で語る。
○…鶴見消防団の第6分団にも所属。福島県出身で幼少期に神奈川区に移り住み、結婚を機に鶴見区へ。「もう鶴見に住んで約30年。消防団では仕事柄、週末の訓練になかなか参加できなかったり難しい面もありますが、地元のために活動できるのはありがたいこと」と話す。市場下町自治会では防災部長を務めるなど、公私両面で鶴見に尽くしている。
○…キャンプが趣味で、たまの休日に妻と愛犬を連れて山にでかけるのが何よりも楽しみだとか。3人の息子のうち、長男と三男も一緒に働いていて、「仕事中は仕事の話しかしないけれど、一緒にキャンプに行ったりもします。会社を継いでほしいと話したことはないけれど、入社してくれたのは嬉しかった」と照れ臭そうに笑う。今後は火災予防協会と消防団の両方に属する利点を活かし、両団体の更なる連携を図っていきたいと意気込む。「災害時の共助のためにも地域で日頃から顔の見える関係づくりが大切。両団体の活動をもっと区民にPRし、防災意識を高めていきたい」と力強く語った。
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