意見広告・議会報告
横浜市会での市長への質問を終えて 市政報告vol.20 子どもの命を守る政治を、今こそ 横浜市会議員 山田かずまさ
5月28日、横浜市会の本会議で市長に直接質問する「一般質問」に立ちました。一般質問は4年の任期で1、2回あるかないかの貴重な機会。今回のテーマも「こどもの命をどう守るか」です。
まず取り上げたのは、こどもの自殺防止。市長就任以来の4年間で、市立学校在籍者で16人以上、警察の統計では43人の子どもたちが自ら命を絶っています。大人も含めた自殺者数が過去最小となり、子どもの数が減っているにも関わらず、全国で子どもの自殺者数は令和6年度529人で過去最悪レベル。まさに非常事態です。
市長は、市内人口が364人の増に転じたことを自身の成果としていますが、この深刻な数字の前では手放しで評価できません。そこで私は、子どもの命を守る決意と国が設置を要請する「こども・若者の自殺危機対応チーム」を、横浜市でも早急に立ち上げるよう市長に強く求めました。結果、チームの設置が明言され、大きな前進となったと考えています。
母子専用避難所整備も明言
次に、「こどもの防災」について質問しました。災害時に子どもたちを守るためには彼ら自身が自ら判断し、助け合う力も育てていく必要があると訴えました。また、私が以前から取り組んできた妊婦や乳児のいる家庭が安心して避難できる「母子専用避難所」の整備も重ねて要望し、全区での整備が明言されました。
そして、後半の2問はインターンの大学生と一緒に質問を作成しました。市の事業概要を読んで関心ある事項を選び、当局から説明を受けて質問案を作成してもらいました。児童養護施設を卒業した子どものケアなど、しっかりした問題意識を持った質問で私もとても勉強になりました。
こどもの自殺防止をはじめ、「仕方ない」では絶対にすまされない項目ばかり。不条理や不合理なことが多くても、それでも「この世界は美しく、生きるに値するものだ」と子どもたちに伝えること。そして、彼らがそう思える社会を作ることは、私たち大人の最低限の責任と信じ、今後も取り組んで参ります。
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