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公開日:2026.04.09

区民の食と健康守り60年 区ヘルスメイトが式典

  • あいさつする下口会長

    あいさつする下口会長

  • 学ぶ機会として会員同士で料理教室も=提供

    学ぶ機会として会員同士で料理教室も=提供

 食を通じて地域の健康づくりを推進する市民ボランティア団体「鶴見区食生活等改善推進員会」(愛称・ヘルスメイト)の結成60周年記念式典が3月27日、鶴見区役所で開催された。長年の功労者への表彰などが行われ、皆で節目を祝った。

 式典には会員だけでなく、多くの来賓も出席。下口久美会長=中面「人物風土記」で紹介=はあいさつで、「他区からも『会員がいきいきと活動している』と嬉しい評価をいただいている。皆さんの前向きさと行動力で、もっと明るい会にしていきましょう」と呼び掛けた。

 式の中では長年活動に尽力した会員へ渋谷治雄区長から感謝状が贈られ、参加者全員で会歌も斉唱。恒例の健康体操を行ったり、記念冊子で直近10年の歩みを振り返るなど、終始和やかな雰囲気で進行した。

市内最多125人

 鶴見区のヘルスメイトの前身は、1964年に発足した「ひまわり会」と翌年設立の「水曜会」。それぞれが区民の健康向上を目ざして活動し、88年に「ふたば会」として統合。95年に現在の名称となった。

 市内各区で活動するヘルスメイトの中でも、鶴見区は市内で最も多い125人の登録者数(2025年度現在)を誇る。「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに、世代を超えて地域の健康づくりを支えるため、行政や管理栄養士と連携した料理教室などを各地で実施している。

 しかし、特に対面での活動が多い同会にとって新型コロナの時期は苦難の連続だった。定例研修会などほとんどの活動が中止に追い込まれたが、会員同士のつながりを守るために情報誌「かわら版」を発行。地域へも健康レシピなどで啓発活動を続けた。下口会長は「存続の危機もよぎったが、食で健康を届けようと一丸になって活動できたことが大きかった」と振り返る。

 現在掲げるテーマは「地域をつなぐ食育の輪」。日頃の活動では、市場・市場第二、鶴見中央など区内を10地区に分け、乳幼児からシニアまで世代ごとに喜ばれる料理教室などを実施。臨海フェスティバルなどのイベントにも参加し、災害時の食についての啓発なども行っている。

 コロナ禍の逆境も乗り越え、結束を強めて迎えた60周年。下口会長は「これからも『鶴見のヘルスメイトが1番』と言われるよう、全員で会を盛り上げていきたい」と笑顔で決意を語った。

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