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公開日:2026.08.20

豊岡小再編整備 複合施設、事業者が決定 30年秋の供用開始へ

  • 外観の整備イメージ=市提供

    外観の整備イメージ=市提供

 横浜市は8月6日、老朽化した豊岡小学校と周辺の公共施設を集約し一体的に整備する「(仮称)豊岡町複合施設再編整備事業」について、佐藤工業(株)を代表企業とする「未来を紡ぐ・豊岡グループ」を落札者に決定したと発表。今年12月に事業契約を結び、新しい複合施設は2030年秋の供用開始を目指す。

 横浜市内では小学校との複合施設は初めてとなる。整備にあたって市は県外の小学校と複合した施設についての聞き取り調査等を実施している。

 同事業は、建設から半世紀以上が経過し老朽化が進む豊岡小学校の建て替えを機に、周辺に点在する鶴見図書館、鶴見保育園、つるみ区民活動センター、鶴見区地域子育て支援拠点などを1カ所に複合化するもの。

 民間の資金やノウハウを活用するPFI事業(民間が施設を建設し、市に所有権を移転した上で維持管理・運営を行う手法)を導入している。

 今回落札者に選ばれた「未来を紡ぐ・豊岡グループ」は、佐藤工業を代表企業とし、7社が参画。「未来を紡ぐ・豊岡協創拠点」を事業コンセプトに掲げた。外部有識者による審査委員会において、施設内での安全・防犯についても考慮した設計である点などが高く評価された。

 今回の計画によると、豊岡町の敷地に複合棟と体育館棟(1階建て)を合わせた延床面積約1万4000平方メートルの施設を整備する。メインとなる複合棟は地上7階建て。1階から4階に小学校を配置し、1階には明るく安全な空間を確保した保育園が入る。5階は「児童書、親子のフロア」とし、小学校の学校図書館と隣接させることで、子どもたちの読書活動を日常的に支援する。

 また、子育て世代が気兼ねなく滞在できるよう飲食エリアを設けるほか、「屋外テラス」も整備。6階には地域の賑わいや交流拠点となるホールを配置してイベントなどに活用。7階は集中して学習に取り組めるフロアとし、多世代の探求活動を支える予定だ。

 事業期間は47年3月末まで。市は8月中に同グループと基本協定を締結し、12月の市会議決を経て正式に事業契約を結ぶ。設計・建設工事を経て、複合棟は30年8月から10月頃の供用開始を見込んでいる。

工事計画は児童に配慮

 工事では児童の安全を重視。登校時間帯(午前8時〜8時30分)の工事車両の搬出入を控えたり、工事エリアに誤って侵入しないように、危険表示標識を児童にわかりやすいよう、イラストやひらがなを用いたデザインを採用する予定となっている。佐藤工業は「市と地域の皆様、私たち事業者が一体となって作り上げるプロジェクトと捉えている。今後の公共施設再編のモデル事業となれば」と話している。

 豊岡地区連合会の木佐美信行会長は「体育館が1階で防災の面で非常に活用できる。鶴見駅西側のシンボルにもなれば」と語った。

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