神奈川警察署の警務課に所属する松本弥月さん(27)が、9月8日に開かれた「第58回全日本女子剣道選手権大会」で優勝を果たした。「毎年勝ちたいと狙ってきた大会だったので本当に嬉しい」と笑顔で語った。
決勝戦で得意の「面」
松本さんは小学生の時に剣道を始め、指導者に恵まれた環境でメキメキと頭角を現した。4年前にも全日本大会で優勝を経験し、さらに昨年は3年に1度開催される剣道の世界大会でも優勝したほどの実力者だ。
全日本大会に出場するのはこれで8回目だが、選手たちの実力が拮抗しているため、この数年間は悔し涙を飲んできたという。今回も県予選を勝ち抜いた強豪たちに「勝ちたい」と強い思いを抱いて対戦に臨んだ。
試合では相手に先手を取られる場面もあったが、冷静な対応で自分らしい戦いを繰り広げていった。ここ一番の決勝戦では、「得意技の面を繰り出すことができた」と満足そうに語る。
「目の前の一勝目指す」
勝利を受け、同署では表彰式を9月13日に行った。日下部裕也署長から賞状を受け取った松本さんは「一つ一つの積み重ねが大切だと思う。目の前の一勝を大事にこれからも励みたい」と今後を見据えた。
日下部署長は「優勝おめでとう。稽古で怪我のないように頑張ってください」と松本さんの体調を気遣いながら、エールを送った。
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