横浜市会第2回定例会(5月17日〜6月4日)の本会議で、市会議長に清水富雄氏(65)=自民党・無所属の会、西区=、副議長に高橋正治氏(61)=公明党、緑区=がそれぞれ選ばれた。第51代議長となった清水氏に、議会運営や抱負を聞いた。
総勢86人の市会議員を代表する立場に就いた心境を「コロナ禍という激動の中で頑張っていきたいと感じた」とし、初めて座った議長席からは「一人一人の議員の顔がよく見えた」という。「公平・公正はもちろん、風通しの良い環境で議論を重ねていきたい」と力強く語る。
昨年6月に新庁舎に移転した市会議事堂は、本会議場の傍聴席を増やしたほか、親子用の傍聴スペースを設けた。「議会を身近に感じてほしい」と願い、自身も支援者に市庁舎の見学機会を提供していくつもりだ。議会運営に関する課題の一つには議会のデジタル化を挙げ、「一部の議員だけが扱えるようではいけない。底上げしてレベルアップする必要がある」と主張した。
西区で生まれ育つ。県立横浜平沼高校から国立清水海員学校(現国立清水海上技術短期大学校)に進んだ。卒業後は日本郵船に入社し、船乗りを目指した。
喫茶店勤務などを経て、1988年に当時西区選出の市議だった菅義偉首相の秘書に就任。95年の市議選で初当選した。好きな言葉は「温故知新」。「先人が築いた横浜の変わらない魅力を大切にしたい」と意気込む。
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|