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公開日:2022.03.31
三ツ沢公園入口近く
「あじさいロード」に新看板
三ツ沢小4年4組が制作
三ツ沢公園入口交差点近くから約800mにわたってアジサイが並ぶ散策路「滝ノ川あじさいロード」。その入口の看板を生まれ変わらせようと三ツ沢小学校4年4組の児童33人が新たに制作し、3月9日に設置した。
同所は1993年ごろまで「滝ノ川」が流れ、周辺地域の水田を潤していたが、時代の変化とともに水田地帯が市街地化し灌漑用水としての役割を失うことに。悪臭も漂うようになったことなどから、やがて暗きょ化され川の姿は人々の目に触れることはなくなった。
川跡を整備し2000年に誕生した散策路には、アジサイなどを植栽。「滝ノ川あじさいロード」と命名された。
保土ケ谷区の峰沢町から和田をつなぐ大池道路に面した入口の看板は、当初から設置されていたとみられ、20年を超える年月によりさびや汚れ、色の薄れなど劣化が激しい状態だった。
裏面には児童の名前も
4年4組では、昨年4月からの総合学習で「まち探検」をする中、滝ノ川あじさいロードに着目。同所で環境美化などを行う地元の老人クラブ有志「花咲かせ隊」の活動を知り、同隊の手伝いを数回にわたって行った。そこから「自分たちが独自にできることは何か」を考え、複数のアイデアから投票により看板づくりに決定した。
看板は11月頃に個人やグループによるデザイン案で人気だった虹や道中に設置されている井戸、アジサイのほか、四方の縁をれんが調にするなど色とりどりな絵柄に決定。そこから実際の看板となる木の板に彫刻刀で絵や文字を刻んでいき、彫ったデザインに沿って塗装を施し、先月末に完成させた。また縦1・5m、横55cmの看板の裏面には児童一人ひとりの名前が書かれている。
児童らは「初めての彫刻刀での作業や色の調合などは大変だったけど、達成感でいっぱい。まちの人に喜んでもらえたら嬉しい」「自然豊かなあじさいロードの魅力を伝えられたら」と声を弾ませていた。
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