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神奈川区 スポーツ

公開日:2024.06.04

ラグビー横浜キヤノンイーグルス 市役所でシーズン報告会

  • ファンの前であいさつする梶村主将(中央)

  • 横浜出身の武藤選手

  • レベルアップを誓う沢木監督

  • 沢木監督(左端)と6選手が参加した

 ジャパンラグビーリーグワンの2023-24シーズンを4位で終えた横浜キヤノンイーグルスの報告会が5月30日、横浜市役所アトリウムで行われた。

 会場には沢木敬介監督や梶村祐介主将をはじめ、地元横浜出身の武藤ゆらぎ選手、元日本代表の田村優選手、南アフリカ代表のジェシー・クリエル選手のほか、嶋田直人選手、オーストラリア代表のマシュー・フィリップ選手が登壇。監督・選手が現れると、集まった約250人のファンは選手名のタオルなどを掲げながら拍手で出迎えた。

 イーグルスは今季、リーグ戦を10勝6敗の4位で終え、上位4チームのプレーオフトーナメントに進出。準決勝で埼玉ワイルドナイツに17対20で惜敗すると、東京サンゴリアスとの3位決定戦では同点で迎えた終了間際にトライを奪われ、33対40で敗れた。

 昨季に続きチームをプレーオフへ導いた沢木監督は「来年は皆さんに決勝の舞台で応援して頂くために、またレベルアップして強いイーグルスをお見せしたいと思います」と宣言。梶村主将は「振り返ってみてもハードなシーズン。チームの成長は感じられたので、来季こそはこの場で皆さんに必ず優勝トロフィーをお見せしたい」と話すと、会場からは大きな拍手が起きた。

 選手らを出迎えた山中竹春市長はプレーオフを振り返り「決して諦めることなく力強く試合をやりきる、ラグビーの精神を感じた」としつつ、「我々も精一杯応援を送って、来シーズンこそは悲願のリーグ優勝をイーグルスにつかみ取ってもらいましょう」と呼びかけた。

田村選手が熱い宣言

 後半はトークセッションとして、各選手が今季の振り返りなどを語った。横浜出身で東海大学を今春卒業した武藤選手は、大学卒業前に公式戦に出場できるアーリーエントリー制度により、今季3試合でプレー。ポジションが同じスタンドオフの田村選手から「これからのイーグルス、日本代表を背負っていく選手」と評された22歳は「来シーズンは優さんが試合に出なくていいくらいにやっていければ」と話し、会場をどよめかせた。

 これを受けてファンから「まだ引退しませんよね?」と聞かれた田村選手は「キヤノンで優勝してから引退します」と熱い宣言。会場は安堵と期待の拍手に包まれた。

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