昭和100年、ロックな夜
「ＰＯＬＥＳＴＡＲ」で

横浜の夜景を背に歌うＧＯＲＯさん（左から２人目）
入り口前で記念撮影

　米軍基地「横浜ノース・ドック」に隣接するバーで７月21日、ライブ「横浜ロケンローナイト」が開かれた。テーマは「昭和１００年」。区内在住メンバーによる革ジャン・革パン・リーゼントスタイルのロックバンド「ＴＨＥＣｈｅｒｒｙ★ｃｏｋｅ」らロカビリー・ロックバンド３組が出演した。

　ロカビリーとは、１９５０年代にアメリカで誕生したポピュラー音楽のジャンルの一つで、カントリー・ミュージックの要素を融合したロックンロール初期のスタイル。

俺らの「裏ヨコハマ」

　会場の「ＰＯＬＥＳＴＡＲ」はドラマ『あぶない刑事』やゴールデンボンバーの「女々しくて」のＭＶに登場するなど、撮影舞台としても有名。以前はバーとして営業していたが、現在は施設貸出のみとなっている。海側は全面ガラス張りになっており、横浜港とみなとみらいの夜景が一望できる。

　同バンドメンバーとオーナーのつながりがきっかけで、昨年初めて同公演が実現。同バンドのギターボーカル・ＧＯＲＯさんは「俺にとってはここからの景色が『裏ヨコハマ』」と語る。

　当日は約50人が来場しアルコールを片手に歌い、踊りながら全身でロックを楽しんだ。中にはこの日のために埼玉から来たという人も。ＧＯＲＯさんは「10年以上前から、ここでライブをやりたいと思っていた。昭和ロックの聖地でライブができて光栄です」と目を輝かせた。

大口でも演奏

　同バンドは毎年８月、大口通商店街の納涼夜店に合わせてあけぼの通商店会の電気販売店・十字屋日立（株）主催のライブに約10年にわたり出演してきた。コロナと同店の閉業以降途絶えていたライブも一昨年に「大口あけぼの納涼音祭」として復活。今年は９月７日に大口駅東口の「ＢａｒＴａｋｅ☆ｓ」にて実施を予定している。