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アリーノ 開設10年、地域交流拠点へ 式典に80人、歩み振り返る

文化

掲載号:2019年5月24日号

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施設テーマソングを聴きながら写真を鑑賞
施設テーマソングを聴きながら写真を鑑賞

 川崎市有馬・野川生涯学習支援施設アリーノ(指定管理・アクティオ株式会社)=境高幸館長=が18日に開設10周年を迎え、記念式典を同日に開催した。関係者ら約80人が出席し、これまでの歴史を振り返りながら節目を祝った。

 アリーノは旧有馬小売市場の跡地に2009年に開設。当時、有馬・野川地域には市民が集える施設がなく、地域住民から「市民館・図書館分館」の設置を求める声があがっていた。

 99年に有馬・野川地区市民館・図書館分館づくり推進協議会が中心となり、町内会自治会やこども会、民生委員など約50団体の要望をまとめ、設置に向けて動き出した。

 行財政改革の影響で途中、計画は3年間凍結したが地道な活動を続け、10年間かけて開設にこぎつけた。同協議会の事務局長を務めていた永野勝さんは「市民の意見を取り入れ、コミュニティ交流や読書支援、市民活動支援機能などを担う地域の交流を促す施設を創り上げられた」と話す。

年間12万人、子どもから高齢者、障害者も

 同施設は図書室や集会室、フリースペースなどがあり、様々な用途で利用できる。年間利用者は約12万人。利用団体の登録数は100を超える。

 市民団体による講座や地元在住アーティストのコンサート、地域住民が講師となり講座を行う土曜学校など、地域に根差した催しが企画されている。区内初のこども食堂も17年にスタートし、毎回50人程が訪れている。

 境館長は「10周年を迎えられたのも地域の皆様のおかげ。これからの10年、より愛される施設にしていきたい」と話す。

 式典では運営に貢献した関係者らに表彰状が贈られた。受賞者の1人で頸椎損傷で車いす生活を送る松本幸治さんは今年、同施設で初の個展を開いた。「作品の展示機会をいただき、モチベーションにも繋がる。本当に感謝している」と挨拶した。

 福田紀彦川崎市長は「地域包括ケアシステムの推進に向けても子どもから高齢者、障害者まで全ての世代の繋がりが大切。地域にとってもアリーノは大切な場所になっている」と話した。

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