藤沢 人物風土記
公開日:2026.04.03
和太鼓イベント「太鼓春まつり」の藤沢開催に尽力した 菊地 真理さん 稲荷在住
マイペースに、けれど熱く
○…ハッ、ドン、カッ――。腹の底から震えるような勇壮な音が響く。和太鼓チーム「湘南美晴太鼓」の代表、また日本太鼓協会公認指導員会東日本支部の一員としても奔走。前例のない大規模なイベント開催に難色を示す市の担当者に、「周辺のあいさつは私たちが責任を持って回ります」と粘り強く交渉し、行政の首を縦に振らせた。「太鼓は一人じゃできない。皆と体を動かし、音を合わせ、ストレスも発散できる」。気心の知れた6人のメンバーと息の合った演奏を披露する。
○…神戸出身。大学卒業後はマンションデベロッパーとして、不動産業に従事した。夫の転勤で、20年以上前に藤沢へ移住。子育てに追われていた頃に「ママ友」から大庭の太鼓サークルに誘われた。高校時代にブラスバンド部で打楽器を担当していた自身のハートに、かつての情熱が再燃。「最初は子どもと共に楽しめれば良いと思っていた。でも、爽快感にすっかり魅了されて」。テレビで見たプロ集団への憧れも手伝い、気づけば生活の中心には太鼓が据えられていた。
○…「もっと地域に根ざした活動を」と伝統のある団体を卒業後、2018年に有志で湘南美晴太鼓を立ち上げた。20万円を投じ、太鼓をそろえるなどゼロからのスタートだった。現在は高齢者施設などで、太鼓の魅力を届けている。「寝たきりの人がバチを握って叩こうとした瞬間、表情がパッと明るくなった。そんな反応は、私たちが叩き続ける原動力」
○…更年期や介護などの悩みを抱えながらも、「お互い無理せず全力で」をモットーに活動する。「誰にどう思われようと、マイペースでパフォーマンスする」。”太鼓愛”を語る瞳は力強く、にぎわいに包まれた藤沢を見据えていた。
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