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宮前区版 公開:2020年8月14日 エリアトップへ

タウン探偵団 ファイル14 戦後復興の音色「武蔵野音頭」

文化

公開:2020年8月14日

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 野外フェスが好きだが、今年はコロナ禍の影響によりほぼ中止となり肩を落としているエージェントTだ。考えてみたのだが、野外で大音量で音楽を流し踊る-これって大本を辿れば盆踊りではないか!宮前区内でも町会・自治会ごとに行われている盆踊り。小耳にはさんだ宮前に縁深いという「武蔵野音頭」について調査した。

 音頭を知ったきっかけは、別件の調査時に88歳の男性に聞いた話。「戦後復興のために宮前南部で踊ったもので、青少年の家に碑がある。今は踊れる人は少ないんじゃないかな」。これを聞いてすぐに青少年の家に向かうと、かなり大きい立派な碑が建っていた。職員に詳細を聞くが「少し資料がある程度で、詳しくはわからないが」と出してくれたのは1994年に行われた碑の除幕式の式次第と、それを記した新聞の切り抜きだった。どうにか生の声を聞けないものかと川崎市や宮前区職員に当たってみたが手掛かりは掴めず終いだった。

 碑の裏側には、音頭の由来と歌詞が書かれていた。戦後の暗い時勢を憂慮した青年団が歌と踊りで盛り上げようと作ったものだそう。東部第62部隊跡地の一部を開墾して作物を育て、売却し製作費を捻出。一流の作詞・作曲家が手掛け、プロ女性歌手の音丸さんが歌い、レコードとなった。宮前や野川、土橋の地名や、影向寺やタケノコなど宮前に縁深い単語も歌詞に入っている。碑の最後には「次の世代を支える青少年の健全な成長を祈念する」と記されていた。
 

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