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宮前区 人物風土記

公開日:2026.04.17

3月19日付で宮前警察署長に就任した 大橋 貴之さん 神木本町在住 58歳

  • 大橋 貴之さん (写真1)

笑顔の奥に誠実な覚悟

 ○…父の背中に憧れて選んだ警察官の道。この春、初めて「署長」という重責を担い、宮前警察署に着任した。初日の訓示で署員に真っ先に伝えたのは「まずは自分の身を守り、その日の笑顔を家族に見せること」。自分を大切にできなければ、警察官の使命である市民の生命・財産を守ることはできない。信念を胸に語りかけた。

 ○…小田原市出身。父は東北生まれの寡黙な性格で、地域警察一筋、柔道家でもあった。家では厳格で怖い存在だったが、部下からは深く慕われ、何組もの仲人を務めるなど、優しくたくましい人徳者でもあった。父の背中を追い続け、署長となった今「父を少し超えることができたかな」と、はにかんだような笑みを浮かべる。

 ○…キャリアの第一歩は、横浜中華街の中心にある加賀町署。観光客が多く、当時はまだ携帯電話は普及しておらず、道案内で行列ができるほど。店名を記した「あいうえお順」の自作リストを手作りし街を覚えた。その後は、主に交通畑を歩み、国際会議APECや東京五輪の交通対策に携わり、ラゾーナ川崎開業時の渋滞対策も行った。特に思い出深いのは、圏央道が開通した時、東名高速道からの乗り入れが渋滞し緩和対策を担当したこと。「知恵を出し合い、壁を乗り越えた達成感は何物にも代えがたい」と振り返る。

 ○…日課は1日15Kmのウォーキング。着任早々、区内すべての交番を歩いて巡った。「地域を知るには自分の足が一番」。坂道の多さに閉口しつつも、高台から望む都会の夜景に癒やしを見つけた。「歩いている私を見かけたら、ぜひ気軽に声をかけてください」。柔和な表情の奥には、街を預かるリーダーとしての誠実さが垣間見えた。

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