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公開日:2026.07.10
アートで宮前区をつなぐ 課題解決へ意見交換
地域課題解決のために区民らの意見を聞く「地域デザイン会議」が7月1日、宮前区役所で開かれた。昨年度に続き「アートでつながる宮前区」をテーマに、イラストレーターや美術家、アートディレクターなど、区内でアート活動に取り組む10人が出席。一般参加の7人が傍聴する前で、区内でのアート活動の広がりに向けた意見を出し合った。
地域デザイン会議は各区の課題解決を目指し、自分たちが住む地域のこれからを区民や行政が一緒に考えるための取り組み。宮前区ではアーティストとして活動する区民が多い一方で、活動や作品を発表する場が少ない状況を踏まえ、昨年度から「アートでつながる宮前区」を題材に議論。アートの活動を広げながら、区の魅力発信や新たな人と人とのつながりの創出などにつなげることを目指している。
今年度は全体で意見を交わし合った昨年度と手法を変え、より多くの意見を聞くために参加者を2グループに分けてグループディスカッションを実施。区内・市内でのアート活動の事例紹介などの後、「アートが生み出す『つながり』の価値と可能性」「アートの『つながり』を広げるための取組・仕掛け」の2つについて意見を出し合った。
地域資源に着目
前半の「価値と可能性」では昨年初開催された「宮前区役所つながる美術館」で、企画に賛同した人がその後別のアートイベントにも参加するようになるなど、アートを通して新たな人のつながりが生まれた例などが示された。企業や店舗などにアートをレンタルする取組では、作品をきっかけに会話が生まれたという声もあった。
また、後半の「取組・仕掛け」では、再開発が進む鷺沼駅前の工事パネルに子どもがチョークで絵を描いて撤去時にはイベントを行う、町内会掲示板の一区画をアート展示に活用する、宮前区の地域資源「農」に着目して畑・野菜・かかしを題材にしたアートを展開するなど、今までになかったアイデアが集まった。
今回出た意見を踏まえ、10月末には福田紀彦市長が参加する車座会議を開き、より掘り下げた意見交換を行う予定だ。齋藤正孝区長は「アートには人と人、人と地域をつなぐ大きな力があることを改めて実感した。多様な意見を今後の取組に生かし、『アートでつながる宮前区』の実現を目指していく」と話した。
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