「力強さ」で 全国入賞 高津高3年 松本さん
全国高校文化部の大会・総合文化祭が7月に茨城県で開催され、県代表として書道部門に出品した高津高校3年松本芽瑠さんの作品=写真=が特別賞を受賞した。
各都道府県を代表する292校が出品。松本さんは「受賞を聞いた時は驚いた。挑戦してみたい作品があり刺激になった」と初の全国大会を振り返った。
松本さんが書いた作品は、中国唐時代の書家・顔真卿が猛将に送った詩「裴将軍詩」を臨書したもの。縦240cm、横90cmの巨大な紙に「裴将軍大君制六合猛」の9文字を迫力ある書に仕上げた。「一文字一文字が大きく見せ場だった。全体の構成を考えながら、いい線が出るまで何度も書き直した」と松本さん。
左利きの松本さんは、小学校から書道を始め、高校から本格的に取り組んでいる。書道部顧問の大室秀寿教諭は「体で思い切りのいい字を書く」と評する。
現在は書の甲子園「国際高校生選抜書展」に向け練習に励む。長所である力強さを出せる一字作品で出品する予定だ。「入賞できたらいいな」と抱負を語った。
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3月29日