公明党 川崎市議会議員団 議会レポート 「大切な命を守るために全力!」
川崎市議会議員ごとう晶一 9月議会決算審査特別委員会より
議会改革の中で、今議会(平成26年9月議会)から初めて決算審査特別委員会に分科会方式が導入されました。これまで全体会方式で全議員による本会議場での決算審査が行われていましたが、これからは各議員が所属する委員会を分科会として、よりきめ細やかな決算審査が期待されます。
私も議会運営委員会の一人(公明党川崎市議団団長)として、これまで議会改革を推進してまいりました。今後も様々な改革項目(16項目)がありますが、市民目線・生活者目線で、これまで以上に議会改革に取り組んで参ります。
今議会では、私が所属する総務分科会でライフワークの防災対策の中から「土砂災害防止対策」と教育環境整備費の「子母口小学校と東橘中学校の合築工事」について総務局と教育委員会に質問しました。
広島市の土砂災害で土砂災害危険区域に指定されていない地域で多くの尊い命が奪われた事を指摘し、市内の危険箇所数と危険区域指定の取り組みを質し、地域住民への丁寧な説明を求めました。さらに土砂災害危険区域内の要援護者(高齢者・障害者等)への情報伝達と消防、危機管理室、区役所危機管理担当の連携について万全な対応を要望しました。
避難所に応急給水拠点整備
大規模災害時避難所となる小・中学校に日常利用されている水飲み場を活用した給水拠点【川崎市内初】が高津区の橘中学校に整備されました。
上下水道局はこれまで地震災害に強い耐震管の敷設替えを推進する中で、迂回路を設置することにより避難所に指定されている市内の小・中学校に応急給水拠点の整備を始めました。この度第1号となった橘中学校は地域住民の皆さんが要望してきた学校で、地元住民の皆さんが大変喜んでいます。
川崎市議会議員岡村テル子 がん検診で早期発見を!
がんは早期発見すれば怖くないと言われますが、日本のがん検診受診率は先進国の中でも非常に低い状況です。受診率の向上を図るため、がん検診の案内チラシの町内会回覧や、がんの遺伝子検査等について相談ができる市立井田病院の「家族性腫瘍外来」の設置などを提案し、早期に実現しました。またこれまで配布した乳がん・子宮がん検診の無料クーポンの未使用者に対し、受診の促進と、市で把握できない企業等でのがん検診の受診状況の確認を封書での郵送方式で実施するよう推進。市は9月にがん検診に関するアンケートのハガキを同封して受診勧奨を行いました。これらの結果をもとに市として「検診台帳」を作成して今後に役立てるよう要望しました。
救命力の強化
今年4月から、現場で救急救命士が医師の指示を仰ぎながら処置をするメディカルコントロール体制がスタートし、認定救急救命士の養成にも力を入れたことなどにより、救命力は着実に向上してきています。しかし昨年救急搬送された5万6402人のうち、病院搬送までの現場滞在時間60分以上が741件というのは患者の受け入れ体制に問題があると指摘せざるを得ません。今後この課題解決に向け、しっかり取り組んでまいります。
看護師不足
昨年、市内全1364カ所の病院・施設に看護師実態調査が行われ、平成25年10月1日時点で約780人の看護師不足との結果が出ました。昨年の6月議会で、高齢化に備えるためにも、市独自で実態調査を行うべきと提案していたものです。この結果をもとに、潜在看護師の再就業や定着促進への取り組みの重要性を訴え、市も検討をすると積極的に取り組む姿勢を示しました。
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4月26日