市立中央支援学校を会場に行われる地域の祭り、「ふれあいフェスタinTAKATSU」(ふれスタ実行委員会主催)が今年10周年を迎える。
「誰でも音楽やダンスを楽しめる場」をテーマに、同校生徒や地元のプロの演奏家、地域のおやじバンド、東高津中吹奏楽部など、幅広い世代が出演しステージを盛り上げる。「もう10年。楽しみにしてくれる人がいるから止めるわけにはいかないよね」と冗談めかして笑うのは、実行委員で、祭りの開催を仕掛けたひとり、棚部哲男さんだ。
きっかけは12年前、東高津中学校区おやじの会が同校の文化祭で、生徒のバンド演奏の協力をしたことだった。同校での演奏は3年程で終わったが「おやじバンド」のメンバーが地域で演奏する場を模索していた。
一方、おやじの会の一員で、同校でPTA会長も務めた棚部さんは、東高津中学校区のPTA会議で市立養護学校(現中央支援学校)と交流があった。「当時『お互いにもっと関わっていこうよ』という気持ちがあった」という棚部さんは、養護学校に会場利用ができないかと提案。初めは養護学校に通う生徒の保護者や教諭から不安視する声もあったが、何度も話し合い説得した。
現在は、実行委員を中心に、両校の保護者や元PTA関係者、地域住民などが運営を手伝う。「地元の人同士が仲良くなったり、毎年フェスタに来てくれる子がいたり、そうしたことが嬉しい」と棚部さんは話す。
ふれスタは27日
第10回ふれあいフェスタは8月27日(日)、9時半から16時10分まで中央支援学校で行われる。ステージのほか、屋台もあり。(問)実行委員会【携帯電話】090・3474・7813(神山さん)
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