高津消防署によると、2017年の区内の火災件数は38件で、16年と比べて16件減少。宮前区と分区後の1986年以降の統計で、過去最少だったことが分かった。
17年の傾向として、電気関係の火災が3件に減少したほか、市内で長年火災原因のトップになっている放火が16年より10件減って8件に。また、火災による死者は0人だった。同署は放火減少の詳しい原因は不明としつつも、「各地の自主防災訓練等で放火防止のポイントを説明していたこともあるのでは」と指摘する。
一方で、17年のコンロによる火災は16年の倍の8件になっており、同署は引き続き防火対策の必要性を説いている。「コンロの火災は毎年一定の件数起きている。火事は起こるものだという意識を持って、日頃から対策を心掛けることが大切」と注意を呼び掛けるほか、住宅用火災警報器の更なる導入を今後も訴えていくとする。
そのほか、個人でできる対策として、同署は自主防災訓練への参加を呼び掛けている。3月4日には橘小学校で訓練が予定されている。防災訓練についての詳しい問い合わせは、高津消防署【電話】044・811・0119へ。
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