千年の大川健さん(75)宅の庭で「ハンカチの木」が見ごろを迎えている。
中国南西部が原産の樹木。花を包む大きな白い苞葉(ホウヨウ)がハンカチの様に垂れ下がることから名付けられた。芽が出てから花が咲くまで6、7年かかり、5月から6月にかけて開花する。
大川さんは、30、40年ほど前に景品カタログから選び庭に植えた。今年の開花はやや早めだという。「ここら辺では珍しいのかな。毎年、実を落とすので栽培を試みるけど、1回も芽も根も出たことがない」と笑う。
川崎市緑化センターで緑の相談員を務める荘司金秋さん(68)は「9月頃に実がなります。種から芽が出るまでに何年もかかり、上手く芽が出れば運がいいというほど中々確率は低いです。実が落ちる直前の種の方が、芽の出る確率が上がります」と話す。芽が出にくいことから街路樹で使用され難く、小石川植物園などに植樹されている。
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