市立高津高等学校定時制で先月、各学年の生徒が企業経営者から働く楽しさや就職活動の注意すべき点などを学ぶ「職業講話」が開かれた。
これは、県内を中心に各地の中学校や高等学校でキャリア教育を受託する株式会社さくらノートが「自立支援援事業」として実施したもの。
今春から同校で始まった同事業では、学業やプライベートの悩みを気軽に相談できるカフェの開催や、今回のような地域の企業人を招いた講話などを年間で30回以上にわたり企画。生徒が学校に居場所が見いだせなくて退学したとしても、地域に自分の居場所が見いだせるような取組みをめざしている。
この日は中原区や横浜市内など8社の企業経営者らが参加。「社会に出る前に学ぶべきこと」「採用者側から見た就職活動で気を付けるべき事」「私の夢」など、学年ごとのテーマで講話を行った。
生徒たちは普段なかなか聞けない経営者らの話に引き込まれ、質疑では「なぜ今の仕事を始めたのか」「一番大変だったことは」などのほか、「年収は」など突っ込んだ質問も飛び、教室内に笑いも起きた。同校では「高校は社会と接点があるようでないもの。第一線で働く大人と接する機会は生徒にとっても刺激になったのでは」と交流や今後の発展に期待を寄せた。
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|