川崎市立坂戸小学校(佐川恵子校長)で11月10日、創立50周年記念式典が開催された。式典には福田紀彦市長や歴代PTA会長、地域代表など多数が来賓として参加。各学年の児童が合唱や劇で学校や地域への想いを発表し、学校の“50歳”を皆で盛大に祝った。
創立50周年のスローガンは「未来へつながる優しい笑顔 光輝く元気な子」。記念式典開催に向けては実行委員会(大嶋雅男委員長)が立ち上がり、児童や教職員、PTA、地域住民らが一体となって準備を進めてきた。
式典は、5・6年生による『威風堂々』の合奏で幕を開けた。続いて4年生の「われらテン才!坂戸っ子!50周年バージョン」ではタイムスリップで50年前の児童と遭遇。坂戸の良さを語り合った。1年生は坂戸小の楽しさをかわいらしい演技で表現、3年生は「見つけた!坂戸のたからもの」、2年生は「とび出せ!坂戸たんけんたい」と題し、町で見つけた楽しさなどを劇で表現した。
そして5年生は「坂戸のまちをつくる私たち」として地域を守っていく決意を力強く表し、6年生は「守りたい、伝えたい私たちの坂戸小学校」として先輩たちが築いてきた同校の伝統を伝えていくことを誓った。
最後は児童が作詞、作曲した創立50周年記念歌「未来への扉」の合唱が披露され、会場から割れんばかりの拍手が起きた。
50年のあゆみ
坂戸小学校は1969(昭和44)年に東高津小学校、久本小学校より分離独立する形で開校したが、そのルーツは1873(明治6)年、安養院に設置された「坂戸学舎」、そして幕末時代の寺子屋まで遡る。
開校当時の児童数は300人。その後、高津区の発展とともに児童数も増加。これまでの卒業生は4300人を超える。また、合唱団は今年10月のNHK全国学校音楽コンクール全国大会で銅賞を受賞するなど目覚ましい活躍をあげている。
式典であいさつした佐川校長は「歴史をつくってきた先輩や地域の方々に感謝しつつ、校章の梅の花のように、厳しい寒さの中でも凛と咲く心の豊かな人になってほしい」と児童たちに語った。
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