川崎市立上作延小学校(小林美代学校長)で12月1日、創立50周年式典が開催された。式典には福田紀彦市長や歴代PTA会長、地域代表など多数が来賓として参加した。式典では児童の成長を伝えようと、学年ごとに劇や歌、企画など趣向を凝らした発表で学校や地域への感謝を披露した。
記念歌制作には卒業生も協力
創立50周年の記念スローガンは「太陽輝く 未来に向かって やる気あふれる 元気な上小」。記念事業のひとつとして取り組んだ記念歌の制作には2016年度の5・6年生が1番の歌詞をつくり、2番は昨年度の計画委員が中心となって全校児童からキーワードを募り、決定した。作曲も卒業生らが協力した。
そのほか、記念マスコットキャラクターの「チーくん」を作成するなど、様々な形で周年を祝う準備を重ねてきた。
ベルリラ鼓隊の演奏で幕を開けた式典には児童や教職員、200人を超える来賓が出席。1年生から6年生まで学年ごとにステージに立ち、学校の楽しさを表現したり、上作延周辺を“探検”して発見したまちの良さなどを発表。その他に過去を振り返りながら地域のつながりの素晴らしさを伝えたり、学校に通う大切さなどを演劇や音楽に合わせて表現。それぞれの学年に思いが込められ、会場からは大きな拍手が送られていた。
50年のあゆみ
1969年に向丘小学校、久本小学校から分離・独立する形で創立した上作延小学校。537人の児童でスタートした同校だが、わずか10年ほどの間に急激に児童数が増え、80年には1800人を超える、川崎一のマンモス校になった。
その後、下作延小、南原小への分離が行われたが、2013年には大きな窓ガラスが特徴の、明るく開放的な現在の校舎が完成した。新校舎建築中には地元住民が所有する畑をグラウンドとして使えるよう提供するなど、地域とのつながりも強い。
教育目標に「かしこく・やさしく・たくましく」を掲げる同校。次の50年に向け、今後も地域と学校が一丸となり、児童たちの成長を見守り続ける。
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