久地2丁目のかすみ堤で1月30日、久地小学校3年生の児童が訪れ、課外授業を行った。今年で4回目。
課外授業の講師を務めたのは「かすみ堤を保存する会」(久郷則男代表)。久郷代表をはじめとする同会のメンバーらが分担し、かすみ堤の役割や歴史などを説明した。かすみ堤が約400年前に洪水から命や暮らしを守るために造られたこと、かすみ提の長さは当時、久地小学校付近から円筒分水を通り、諏訪地域まで2500メートルに渡ったことなどを時には挿絵を交えて解説。さらに「みんなが座っている場所は、昔”あばれ川”と呼ばれていた多摩川が流れていました」と伝えると、児童からは驚きの声が上がった。児童たちは熱心にメモを取りながら、「なぜかすみ提を保護しようと思ったのか」「桜の木は何本か」など次々に質問を寄せた。
久郷代表は「緑が豊かで、地域の憩いの場であり、貴重な土木遺産でもあるかすみ提を子どもたちに理解してもらいたい」と話していた。
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