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高津区 人物風土記

公開日:2020.02.28

「高津区市民健康の森を育てる会」の会長を務める
宮寺 貞文さん
久地在住 72歳

「エコ」への関心、活動の礎に

 ○…区内・千年。橘小学校の裏手に広がる区民の憩いスポット「高津区市民健康の森」が活躍の場。7ヘクタールを超える広大な敷地の維持・管理などを手掛けるボランティアグループの代表として手腕を揮っている。

 ○…現在会員は約60人。毎週木曜日に来られる人が自発的に集い、緑の保全などを目的に野外活動に従事する。各自の担当などは厳密に決めておらず「何となくみんな、やりたいことをやっている感じですかね」と笑顔で話すが、ホタルを放流し鑑賞会を開催したり、炭焼き体験を行ったりと、年間を通し様々な企画を手掛ける。とりわけ、秋のサツマイモ掘り体験イベントは参加の抽選倍率が5倍にもなる人気イベントに。さらに「あと1つ2つ、やりたい事があるんですよ」と、今後は鯉のぼりを泳がせたり、ジャガイモで収穫体験を行ったりという構想を話す表情からは、充実した活動の満足感が垣間見えた。

 ○…元々は外資系企業で半導体製造に携わってきたサラリーマン。一見、畑違いのセカンドライフと思いきや「ずっと”エコ”に関心があったんですよ」とニッコリ。定年後、市が募っていた「地球温暖化防止活動推進員」の養成講座に参加した事で方向性が定まり、2002年から現在の活動を続けている。半導体製造という先端技術とエコロジーとの関連については「エコって最新技術が導入されやすいんですよ」と、その親和性の高さを説く。また自身マイカーはハイブリッド車、自宅屋根には太陽光発電と、実例にも枚挙に暇がないといった様子。

 ○…森の保全は「体力勝負」。基本スポーツは嫌いだが、野外活動の賜物か「筋肉がつきましたよ」とも。興味や関心を上手く絡ませながら自然を愛で、活力を得る―。

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